月組トップ娘役・美園さくら 退団記者会見

2020年3月24日(火)、月組トップ娘役・美園さくらが、ロマン・トラジック『桜嵐記(おうらんき)』、スーパー・ファンタジー『Dream Chaser』(宝塚大劇場:2020年11月13日~12月14日、東京宝塚劇場:2021年1月~2月予定)をもって退団することを発表し、記者会見を行いました。
小川友次(宝塚歌劇団理事長)
「月組トップ娘役の美園さくらが来年2月の東京宝塚劇場公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を卒業いたします。入団当初から三拍子揃った娘役として期待されていた彼女ですが、特に印象深いのは、2019年の大劇場公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』のエマ・カーター役で、見事に心情を歌で表現してくれました。卒業のその日まで、どうぞよろしくお願いいたします。」

美園さくら
「2021年2月の東京宝塚劇場公演千秋楽をもちまして、卒業させていただくことになりました。今、私がここいるのは、応援してくださる皆さまがいらっしゃったからです。最後まで、私らしく舞台を務めてまいりますので、温かく見守っていただけたら嬉しく思います。」

~退団を決意したきっかけ~
「トップ娘役に就任した頃から、珠城さんと卒業させていただくことが夢でした。そして、いつ退団しても悔いはないと思えた『I AM FROM AUSTRIA』のエマ・カーター役に出合えたことも決定的な出来事です。ちょうどそんな時に珠城さんの退団のお話を伺い、ご一緒したいと即答しました。」

~印象に残っている役~
「エマ・カーター役をはじめ、『Arkadia -アルカディア-』(2017年)のダリアや、『雨に唄えば』(2018年)のキャシー・セルダン、『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』(2019年)アイヴィ・スミス役などです。女優をひたむきに志すという役に恵まれましたので、舞台人としての気持ちと重なる部分があり、とても印象に残っています。」

~相手役・珠城りょうについて~
「珠城さんがいらっしゃらなければ、美園さくらはいないと断言できるほど、私にとって唯一無二の存在です。これまで頑張ることができたのも、珠城さんがたくさんの温かい言葉をかけてくださったからこそと実感しています。とても濃い、充実した時間を過ごさせていただきました。」

~幸せを感じる瞬間は?~
「本当に有り難いことにトップ娘役に就任してから、どの作品においても珠城さんの腕に包まれる場面をいただいてまいりました。その瞬間に、いつも幸せを感じております。」

美園さくらプロフィール

東京都江戸川区出身 大妻高校出身
2011年4月 宝塚音楽学校入学
2013年3月 宝塚音楽学校卒業、宝塚歌劇団入団
2013年4月 『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』で初舞台
2014年2月 月組に配属
2018年11月 月組トップ娘役に就任
※公式サイトより、転記させていただいています。

公演スケジュールが見直しとなったため、退団日が変更となります。