雪組東京宝塚劇場公演【望海風斗 退団】千秋楽

4月11日(日)、雪組東京宝塚劇場公演 かんぽ生命 ドリームシアター ミュージカル・シンフォニア『f f f -フォルティッシッシモ-』、かんぽ生命 ドリームシアター レビュー・アラベスク『シルクロード~盗賊と宝石~』が千秋楽を迎えました。

雪組トップスター望海風斗が、東京宝塚劇場での最後の舞台に立ち、お客様からの温かい拍手に包まれながらその幕を下ろした後、引き続き、記者会見を行いました。

記者会見の冒頭で、望海風斗が皆さまに感謝の気持ちを伝えました。

「今はまだ実感はありませんが、無事に千秋楽を迎えることができて、ほっとしております。本当にありがとうございました。」

Q.サヨナラショーに込めた想い
A.サヨナラショーは雪組のみんなとつくったものを再現したい、と考えておりました。懐かしい公演をみんなで振り返り、最後はお客様に笑顔になっていただきたいという想いを込めました。

Q.この公演に立ち続けるためのエネルギーの源は何でしたか
A.退団公演で演じたベートーヴェンは、どんなことがあっても立ち上がる人です。この役に巡り合い、同じ生きるのなら、今置かれている状況を嘆くよりも受け入れて、その経験から何を得ることができるかを考えたほうが良い、という気持ちにさせてもらいました。そして、公演を途絶えさせたくないという、スタッフの方々や、仲間、何よりもお客様の気持ちに支えていただいたと感謝しております。

Q.男役として過ごした日々を振り返って
A.男役は奥が深く、ゴールがないことが楽しくて、いつまでも男役として舞台に立っていたいと思うほど、私にとって魅力的な世界でした。また、常に周りに素敵な男役がたくさんいて、切磋琢磨する日々もとても楽しかったです。

Q.後輩たちへの想い
A.目先のことだけにとらわれることなく、広い視野を持ち、そのうえで自身が舞台を楽しむことも忘れずにいてほしいと思います。そうしてみんなが頑張っている姿を、今度は客席から見られることを心待ちにしています。

Q.あらためて「宝塚歌劇」とは?
A.人生のすべてを懸けた場所です。たくさんの仲間や応援してくださる方々とそれぞれの物語があり、支えてくださる全ての皆さまによって“望海風斗”は生きることができました。また、舞台人としてだけではなく、人としてたくさんの大切なことを教えていただいた場所でもあります。